なぜこの世界は生きづらいのか?

アダルトチルドレンとして 世の中で生きることの辛さや、 思うことを綴ります。

親から逃げるための大学受験

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最近AbemaTVでホリエモンの東大受験企画を見てて、

自分が大学受験した時のことを懐かしく思いました。

 

前回の中学受験に引き続き、今回は大学受験のことを振り返ってみます。

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親と周りの目を気にして決めた進路

初めに言っておくと、私は私立大の文系の学部出身です。

しかし、元々は国公立の理系を志望していました。

(志望させられていました。)

 

「志望させられていた」と表現したのは、自分の本意ではなかったからです。

 

初めて進路を決めたのは高1の冬。

私の高校では高2から文系理系でコースが分かれており、

それまでに文理を決めなければいけませんでした。

 

昔から社会科の科目が好きで得意だったので文系に行きたかったのですが、

ここで親と周りの目に阻まれます。

 

母親は理系信仰が強く、

  • 文系は就職に強くない
  • 文系は楽で遊んでいるだけ

という思い込みを持っていました。

 

なので、「文系に行くと言ったら反対されるんじゃないか?」と思い、

イザコザを起こさないために自分の希望を蔑(ないがし)ろにして理系を選択しました。

 

また、中学生の頃から理科系の部活に入っており、周囲がみな理系を選んでいたので、

周りから「なぜ理系じゃないんだ」と言われるのが嫌で理系を選んだ側面もあります。

実際のところそんなこと言われるのは一度ぐらいだと思うんですけどね。

 

これじゃダメだ

そんなこんなで高校2年生になり、理系のクラスに所属することになりました。

理系の場合、化学が必修で物理・生物のどちらか選ぶことになっていたのですが、

ここでも周りの目を気にした選択をしてしまいます。

というか、どれも興味なかったので適当に選んだのかもしれません。

 

自分が好きかどうか、得意かどうかを基準にせず、

無難な選択として物理を選択したのですが、これが大ハズレ。

 

1年生の物理は暗記でなんとかなっていたものの、

2年生になると初めから全く問題が解けなくなりました。

 

これは化学も同じで、計算問題になると公式をどう使うのかさっぱり分からず、

理科の成績は低空飛行。

その結果、担任や親に指摘されて自信を失う始末。

 

さらに、全く理系の教科に興味がなかったのが大きな問題で、

やりたくもないし苦手なことをやっていることに我慢できなくなりました。

 

これではまともな大学に受からないし、

受かっても嫌なことをし続けることになると悟ったのです。

 

高校2年生の冬ぐらいになり、塾で進路の話になったときに

経済・商学系の学部に行きたいことを打ち明けました。

 

理系から文系へ

塾に伝えたことが親に伝わり、

3年生になったときにも文転について担任と話すことになりました。

 

それまで親はさほど反対していなかったのですが、

三者面談のときにいきなり「私は許しません」と言い始めました。

 

「は?」って感じです。

そもそも子供がやりたいことを認めない時点でおかしいんです。

 

面談の結論としては、1学期の中間テストで物理が平均点以上取れればOK

ということになりました。

学費と生活費を稼ぎながら大学に通うのは困難で、

成績によって親を納得させ、お金を出させようという意図です。

 

やりたいことに対して努力を示すという点では合点がいきましたが、

「苦手科目から逃げるな」という担任の言葉が心にひっかかりました。

 

受験は総合点で合否を判定されるので、

可能な限り得意な科目を伸ばす方が効率的だと思ったからです。

 

困難を乗り越える経験をすべきだと考えたのでしょうけれでも、

得意科目でレベルを上げても困難は訪れるものだと思っているので、

自信が持てないという点で悪い記憶として残りました。

 

今の自分だったら学校の履修など関係なく、得意だった地学を選択すると思います。

 

躍進

そこそこ勉強した私は中間テストのハードルをクリアし、

国公立を狙うという条件で文系志望を許されました。

 

5月の時点では社会以外の科目の成績が泣かず飛ばずでしたが、

夏休みになって塾の授業に専念できるようになったところ、

9月の模試ではめちゃめちゃ成績が伸びました。

詳しい方法はこちらの記事に書いてあります↓

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リズムが崩れる

2学期になって学校が始まると、

夏休みに上手くいっていたリズムが崩れてしまいました。

 

夏休み中は予習復習のサイクルが上手く回っていて、授業の内容を100%吸収していました。

しかし、学校の授業は分かりやすいものではなく、

質の高いインプットの機会が減り、バランスが崩れてしまいました。

 

その結果少し燃え尽きた感じがあったというか、

秋以降の伸びを感じにくかったです。

 

躍進したときの模試の結果を担任が見たときに、

当初志望していた国立大学よりも高いレベルを目指すべきだと言われました。

 

内心、リズムが崩れていたのでその時点より伸びる自信はありませんでしたし、

とりあえず入れる大学に入りたいと思っていました。

 

親から逃げることしか考えてなかった

一般的には偏差値が最も高い大学を第一志望としますが、

私にとっては偏差値よりも立地の方が大事でした。

 

なぜなら、実家から遠ければ一人暮らしする理由になるからです。

 

なので、地方の国公立を志望することで親の機嫌をとり、

同時に関東で都内から遠い所や関西の私大を考えていました。

かつ、実家暮らしを続けるのは嫌だったので、浪人も考えませんでした。

 

志望する大学の条件をまとめると以下のとおり。

  • 実家から通うのに時間がかかる
  • 大学のブランドがMARCH以上
  • 確実に合格できる

 

センター試験から国立二次まで

そんなモチベーションで勉強を続け、センター試験を迎えました。

結果は予想通り、英・数・社で80%以上取れたものの、

苦手な国語と理科が足を引っ張り、7科目トータルで72%ぐらい。

 

国立の二次試験で十分に挽回できるレベルでしたが、

前期で合格して出来るだけ早く終わらせたかった私は、

偏差値の低い国立大学に無難に合格しようと考えます。

 

前期試験でその大学にも合格しましたが、

大学での学習のレベルを考え、辞退しました。

 

結局は私大入試で合格した、実家から遠い所にキャンパスがある大学に入ることになりました。

自分の大学生活を振り返って、その大学に行ったのは最適解だと思います。

 

まとめ

長くなりましたが、これが私の大学受験の全貌です。

親の理想を押し付けられ、学校の担任からは理に適わない義務を負わされ、

潰されたと思っています。

 

それでも、自分の理想でなくとも最適解に導けたので後悔はしていません。