なぜこの世界は生きづらいのか?

アダルトチルドレンとして 世の中で生きることの辛さや、 思うことを綴ります。

ジョーブログの炎上に思うこと~叩くことが目的になってない?~

昨年の秋に炎上したYoutuberジョーブログ

過去に何回も炎上を経験した彼が、また炎上しました。

しかも今回は多数の通報が入ったようで、警察が捜査に動き出す事態です。

 

※前回の炎上に関してはこちら↓

death-or-agony.hateblo.jp

 

炎上するとYouTubeのユーザーはコメント欄やSNSで一斉に叩き始めました。

それを毎回傍(はた)から見てると、

「そんなに叩く必要ないんじゃないの?」と思います。

今回は有名人を叩く人に対して思うことを話します。

 

 

物議を醸している動画

今回物議を醸しているのは『スクランブル交差点にガチベッドで寝てみた』という動画。

渋谷のスクランブル交差点の中心にベッドを置いて寝た様子を撮影しています。

www.youtube.com

 

歩行者の信号が青になったタイミングでベッドを4人で走りながら運び、

周りに人だかりができる様子をベッドの上から撮影。

信号が変わりそうになったら急いで撤収するというものでした。

 

この動画に対し、

  • 交差点で寝るなんて迷惑だ
  • 周りにいた人が怪我したら危ない
  • 道路交通法違反だ
  • 非常識だ
  • Youtuberのイメージが悪くなる

といった批判の声が殺到。

騒ぎが大きくなりニュースで報道される事態になってしまいました。

 

スクランブル交差点で寝るのは違法なのか?

テレビ局のインタビューに対し、ジョーブログは

「事前に法律に触れているかどうかを確認している」

「非常識でギリギリなことをやっていきたい」

と述べています。

www.youtube.com

 

しかし、実際に法律を調べてみたところ、

今回の行為は道路交通法違反であると私は解釈しています。

道路交通法 76条 4項 2号

 何人も、次の各号に掲げる行為は、してはならない。

 二 道路において、交通の妨害となるような方法で寝そべり、すわり、しやがみ、又は立ちどまつていること。

 (e-Govより)

 

ジョーブログが寝そべっていたのは車道ではなく交差点の真ん中ですが、

交差点はこの条文でいう「道路」に該当するのでしょうか?

道路の定義に関しては道路法に記載されています。

道路法 2条

 この法律において「道路」とは、一般交通の用に供する道で次条各号に掲げるものをいい、トンネル、橋、渡船施設、道路用エレベーター等道路と一体となつてその効用を全うする施設又は工作物及び道路の附属物で当該道路に附属して設けられているものを含むものとする。

 (e-Govより)

交差点は道路と繋がって交通の用を成しているわけですから、

「道路と一体となってその効力を全うする施設又は工作物」に該当します。

つまり、交差点は道路です。

 

したがって、道路にベッドを置いて寝そべる行為は道路交通法違反と言えます。

※さらに詳しい解説は弁護士Youtuber久保田さんの動画へ

www.youtube.com

 

叩くことが目的になってない?

問題の動画がアップロードされてから1週間以上経っているにも関わらず、

いまだに批判は収束せず燃え上がるばかり。

 

燃え上がる炎と薪をくべる人々を見てて思うことがあります。

それは、 叩くことが目的になってるんじゃないか?ということ。

 

確かにジョーブログがやった行為は道路交通法違反です。

しかし、他人に危害を加えない程度でそんなに叩く必要ありますか?

 

同じ道路交通法違反で例えるならば、制限速度を10キロオーバーで走ったり、

交差点の直前で車線変更したりすることと同じ程度の罪だと思っています。

(どちらも危険で迷惑という意味で)

 

もちろんそれらは警察に見つかったら捕まって違反金を科されるはずですが、

その様子が動画に写っていたからといって「法律違反だ!」と悪者に仕立て上げ、

批判の的にするほどのことではないと思います。

 

なので私は批判のコメントを送ることはしていません。

そして、便乗して批判している人間はただ叩きたいから叩いているだけに見えます。

叩くだけでは何も発展しませんよ。

 

視聴者が望んでいるもの

では、どうすれば建設的に話を進めることができるのでしょうか?

 

いち視聴者として私が彼に望んでいるのは、面白い動画を出し続けることです。

極端に言えば法律の話はどうでもよくて、

倫理的にタブーではない範囲でとにかく楽しめる動画を見たいです。

 

そうするためには、ジョーブログ側は法律違反を認めて謝罪をし、

視聴者は今回のミスを許して良いコンテンツを待つべきだと思います。

 

私は動画を見るだけのライトなファンなので、

ユーザーが求めるものに応えるコンテンツを出すのに期待しています。