なぜこの世界は生きづらいのか?

アダルトチルドレンとして 世の中で生きることの辛さや、 思うことを綴ります。

ママチャリで房総半島一周してみた ~LAST 100kmチャレンジ~

PART5の続き

 

5日目:最後の道のり

皮肉にも前日に銚子に着いた直後から雨が止んだものの、

朝は曇天で風が強く吹いていました。

 

本当はもっと銚子を観光したかったのですが、

午後になると雨が降ると聞いていたので足早に出発。

 

最終日はいよいよ銚子から100km以上かけて家に帰ります!

最後の試練といったところでしょうか。

道のりは単純で、まずは利根川沿いをずっと進んで印西あたりを目指し、

印西からは船橋方面に舵を切ります。

 

利根川には河川沿いにサイクリングロードがあると聞いていたので

川の土手に上がってみると、なんと舗装されていません。

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「チャリで走れないやんけ」

 

諦めて銚子市内から再び利根川水郷ラインを走り、

サイクリングロードになっていそうな所まで進みます。

この辺は一面田んぼが広がっていました。

雲が田んぼに落ちてきそう・・・。

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仕方なく普通の道路に戻り河口から20kmくらいの所で

ようやくサイクリングロードっぽくなりました。

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銚子から隣の香取市に向かう道路はかなり交通量が多いので、

サイクリングロードあると助かります。

(というかサイクリングロードないと100km走れる気がしない)

 

サイクリングロードの脇には「河口から○○km」といった標識があるので、

5kmか10km走ってひと休憩といった具合でひたすら目の前の道を走りました。

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香取のココスでご飯を食べ、河口から40km地点を超えた所に

道の駅 水の郷さわらがありました。

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屋根とイスがあるだけでオアシスです。

 

さらに50km地点に道の駅 発酵の里こうざきがあります。

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立て続けにある道の駅ありがたや~

と思いつつカフェのソファでひと休憩。

 

館山から勝浦に向かうときの猛暑のときもそうだったのですが、

道の駅は冷房が効いててゆったりタダで休めるので助かります。

 

と、道の駅を出発してから雨がポツポツ降り始めました。

よみがえる昨日の悪夢

前日よりも雨が降り始めるのが遅く、向かい風じゃないことが幸いでした。

 

レインコートを着て走りながら、河口から70km越えの所で印西市に到着!

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ここで利根川とお別れして、南西に進路を変えます。

県道59号線は、印西→白井→鎌ヶ谷船橋→市川

市川市まで1本で続いています。

 

辺りがすっかり暗くなった頃、

電車の駅がいくつかあるような都会へと戻ってきました。

 

学校や仕事帰りの人々がたくさん歩いている中、

100kmも自転車で走ってきたのは自分だけ。

非日常を味わっている自分だけが、別の時間を生きている気がしました

 

インターチェンジを超えて橋を渡ると、

もうそこには自分の住む街が見えます。

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橋の上から対岸に見える街を見て、

「ここまでやってきてよかった。」

と思いました。

 

色々な景色を見れて、美味しいものを食べたことも思い出ですが、

何よりも目標を達成できたことが一番嬉しいです。

 

家についた時にはおもむろにガッツポーズをして、

その喜びを噛み締めるのでした。

 

ママチャリで房総半島一周 達成!(パチパチ

 

旅を振り返って

今回の旅を通じて、一人旅って孤独なものだなぁ

と改めて感じました。

 

自転車に乗っているときは一人ですし、

田舎では車移動する人がほとんどなので、

周りに自転車で走っている人もほとんど居ませんでした。

 

そして、応援してくれる人は居ても、

代わりに走ってもらうことはできません。

自分で進むしかないんです。

 

そういった孤独の中で困難と向き合うことで、

自ら最善策を考え出し、実行する練習になりました。

 

また、非日常をしばらく味わったことで、

日常の安心感に気付きました。

 

家についてから隣駅の回転寿司に行くために電車に乗ろうとしたとき、

いつも使っている駅・電車、行き交う人々を見て、

当たり前の日常がそこにある安心感を感じました。

 

見慣れた光景なのに、

「やべえええ いつもの駅だああああ」

とテンションが上がったんです。

 

こういった日常と非日常の世界の入れ替わりを味わえるからこそ、

旅は楽しくて辞められませんね。

 

みなさんも、ワクワクするような旅を創ってみてはいかがでしょうか?