なぜこの世界は生きづらいのか?

アダルトチルドレンとして 世の中で生きることの辛さや、 思うことを綴ります。

承認欲求とどう向き合うか ~良い自慢と悪い自慢~

f:id:death_or_agony:20181228162519j:plain

人に認められたい。

 

その一心が原動力となり、SNSで自己アピール投稿をする人も少なくないのではないでしょうか?

最近は露骨なアピールを避けて間接的に自慢する傾向があるそうです。

toyokeizai.net

 

間接的な自慢とはどういうことかというと、

見た人が「自慢している」と思わないよう間接的に自慢することです。

 

友達とのパーティの様子などや、高価な食事やブランド物の写真を投稿すると、

見ている人にはいかにも自慢しているように見えてしまいます。

 

そういった直接的なアピールではなく、

  • さりげなく高級なものを写す
  • 恋人の親とデートしている様子を上げる
  • 複数人でシミラールック

といった、一見自慢ではないけれども仲の良さやお金を持っていることをアピールするのが間接自慢です。

 

いずれにしても「他人からどう見られているか」を気にしており、

承認欲求が強い人が多いんだなぁという印象です。

 

このさりげなく自慢することにも嫌悪感を抱く人がいるようで、

芸能人がブランド物をさりげなく写した写真を投稿して批判されることも。

 

SNSでステータスを自慢する人の特徴

じゃあなぜそこまで自慢したがるのか?ということですが、

自信がないため実際以上に自分を誇示し、賞賛されたいのだと思います。

 

この特徴、自分にバリバリ当てはまります。

成功している人間は自慢しなくても周りの人間に賞賛されます。

 

しかし、私のように承認されないで育った人間は、

「人に認められたい」「かまってほしい」という感情が強く、

結果としてちょっとしたことを自慢することで自尊心を保とうとします。

 

なのでSNSで自慢する人の気持ちには共感できるんですが、

少し腑に落ちていないところがあります。

 

「良い自慢」と「悪い自慢」

SNSでよく見かける「悪い自慢」

私が腑に落ちていないのは、

SNSで自慢するために消費活動するのってどうなのよ?

ということです。

 

高価な物を買ってSNSで自慢する行為は、

いわばお金を他者の承認に変える行為だと捉えています。

f:id:death_or_agony:20181228162043p:plain

 

では、消費活動をもとにした承認は長続きするものでしょうか?

 

私はそれだけでは長期にわたる深い信頼関係は築けないと思います。

あくまで一時的に賞賛されるだけで、

その投稿が流れた瞬間しか価値を生み出さないからです。

 

私はこれを「悪い自慢」と呼んでいます。

 

「悪い自慢」の虜になってしまった人は、

SNSにアップするためにイケている料理を食べたり、リゾートに行ったり、

ブランド物を買ったりします。

 

そして「○○を買った」「今○○でエンジョイしてます」

といった事実報告をSNSでします。

 

消費活動を切り売りしているので、それをやり続けなければ承認されなくなってしまいます。

 

不快に思われない「良い自慢」

一方で、「良い自慢」もあると思います。

私の考える「良い自慢」とは、将来的なリターンを期待した生産活動の自慢です。

 

例えばアーティストが「今日は○○人も来てくださってありがとうございました」

と投稿したとしましょう。

 

「そんなに多くの人が集まるなんてすごい!」と賞賛されるまでは「悪い自慢」と同じプロセスですが、

「人が集まるほどのコンテンツを作れる魅力的なアーティストなんだ」と思われて、

将来的な来客が増えることが見込まれます。

 

このように、生産活動の自慢というのは見た人にとって不快なものになりずらく、

自分の将来的なリターンとして返ってくるメリットもあります。

 

どうすれば承認欲求を満たせるか

「悪い自慢」をしたくなる気持ちはよく分かりますが、

承認が過ぎ去ったあとの虚しさが嫌なので、

特に自慢するつもりはないですね。

 

あとは、承認欲求が強すぎるがゆえに、

その程度では満たされないのもあると思います。

 

だいたい、承認を得るためのコスパが悪い。

 

自分が承認欲求を満たされたのは、

  • 作ったものを褒められたとき
  • 数字を出したとき

です。前者は他者による承認ですが、後者は自分自身を認めるケースです。

別にセレブ気取りをしなくても、承認欲求を満たせるのです。

 

まとめ

世の中には承認欲求の虜になっている人が自分を含めて多く居ますが、

その満たし方は様々であり、中でも消費活動によって満たす方法に対しては、

否定的なスタンスです。

 

自身の承認欲求の満たし方をいま一度見つめてみてはいかがでしょうか?