なぜこの世界は生きづらいのか?

アダルトチルドレンとして 世の中で生きることの辛さや、 思うことを綴ります。

哺乳瓶バーを事業者目線で考える

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以前書いた哺乳瓶のレビューが一部でウケたようで、

ACバーなどで一緒のぱわーさんから

「哺乳瓶バーをやったらどうか?」

という声をいただきました。

death-or-agony.hateblo.jp

 

今回は事業者目線で、事業として成り立つものなのかを考えていきます。

いたって真面目です。

 

 

哺乳瓶バーとはどんなバーか?

自分も哺乳瓶でミルクを飲みたいと思ったときに、

「哺乳瓶でお酒を提供したらどうだろうか?」と考えました。

 

人々は母性を求めている。

その欲求を満たすようなバーがあれば売れるんじゃないかと。

 

自分とぱわーさんの構想を合わせるとこんな感じ。

  • スーツ着たサラリーマンが哺乳瓶咥えてるイメージ
  • 乳首の硬さが選べる(柔らかめ~バリカタ)
  • ドリンクはミルクベースのカクテル、粉ミルク
  • さまざまな粉ミルクを選べる(ブレンド可能)
  • 乳首がチャージ代わりで、再度持参すると無料になる

 

とてもシュールな光景が思い浮かびました。

 

本当にあるのか調べてみた

哺乳瓶メーカーが哺乳瓶カフェを出店!?

実際にあったら見てみたいので調べてみました。

すると、なんと「哺乳瓶カフェ」なるお店の情報が出てきました!

prtimes.jp

 

形態はメイドカフェに近いと思います。

サラリーマンを対象として癒やしと安らぎを提供するとのこと。

 

本当に行こうと思ってさらに詳しく調べたものの、

これ以上の情報は出てきませんでした。

 

それもそのはず。エイプリールフールのネタでした。残念。

 

インスタ映えする哺乳瓶ソーダ

他に哺乳瓶を使っているお店があるか調べてみると、

原宿の哺乳瓶ソーダを見つけました。

www.enjoytokyo.jp

 

写真のとおり哺乳瓶の形をした容器を使っていますが、

乳首の先端が本物の哺乳瓶とは異なるように見えます。

 

おそらく、水筒の口のような形状になっており、

ストローで吸うのと同じように飲めるのだと思います。

 

事業として成り立たないと考える理由

以上のことをふまえて、事業として成り立つかどうかを考えていきます。

結論から言うと、私は成り立たないと思います。

ここでは自分が事業を行なう前提のため、

事例のように数千万円以上の大きな資本は使えないとします。

 

理由1 模倣可能性が高すぎる

要するに簡単に真似ができるということです。

 

例えばドリンクを1杯500円で販売したとして、

お客さんは何に対してお金を払うのでしょうか?

 

おそらく、乳首を吸う体験だったり、

その空間や接客といったサービスに対してお金を払うのだと思います。

 

確かにお客さんが買っているのはドリンクですが、

ドリンクそのものに対する価値(機能的価値)よりも、

機能以外の体験やサービスに対する価値(意味的価値)の方を重要視します。

 

スナックが分かりやすい例です。

機能だけで見れば、せいぜい原価数十円の飲み物とカラオケを提供しているだけです。

 

しかし、スナックのママの魅力や、

他のお客さんと共有する楽しさといった体験に価値を感じるからこそ、

数千~数万円ほどの高額なお金を支払うわけです。

 

では、哺乳瓶で飲む体験は模倣できないものでしょうか?

私はすぐに誰でも真似できると思います。

実際Amazonですぐに買って試すことができました。

 

誰でも簡単に模倣できるということは、

お店に行ってわざわざお金を払う必要がなくなってしまいます。

 

付加価値を生むためには?

じゃあ模倣できないような価値を生むにはどうすれば良いかというと、

女性に飲ませてもらえばいいと思います。

 

「可愛いメイドさんに10秒だけ哺乳瓶で飲ませてもらう」

というサービスを用意すれば、1本1000円で売れると思います。

 

ただし、従業員を雇いそのシチュエーションに合った設備を用意するには、

今の自分にとって莫大なコストがかかります。

 

理由2 哺乳瓶の造りがボトルネックとなっている

哺乳瓶を使ってみて気づいたのは、飲みにくいということです。

だいたい100mlくらい飲むのがやっとで、

吸うのに力が必要なので喉の筋肉が疲れてしまいます。

 

しかし、これはかなりのボトルネックだと思っています。

なぜなら、売り上げを増やすには消費量を増やす必要があるからです。

 

アルコール飲料を売るならば酔った勢いでどんどん消費量が増えていくのが理想ですが、

飲みにくさがそれを阻害してしまうと思いました。

 

ではどうするか?

ここまでいろいろと理由を挙げて批判してきましたが、

まとめると、哺乳瓶バーは「面白いけど長期的に儲からない事業」なんです。

 

でも、面白いので単発の企画としてはアリだと思っています。

既存のプラットフォームの中で1つのサービスとしてやるのは良いんじゃないでしょうか?

 

ということで次回のACバーでやろうと思います!

費用含めて主催者に相談してみます。