肝機能障害になりました ~原因と対策まとめ~
先日、健康診断の結果が返ってきました。
例年特に問題があったことはなく、今まで再検査になったこともありませんでした。
しいて言えば体重が1年前と比べて8キロ増えましたが、
筋トレと食事で意図的に体重を増やしたので健康上は問題ないはず。
だがしかし、今回は衝撃の結果が出ました。
その結果がこちら↓
「肝機能異常」
いや、原因は分かっているんですけど結構ショックでした。。
とある理由で、アルコールやタバコよりも体に毒なものを取り入れているからです。
自分なりの対策プランを考えるとして、
せっかく異常が発生したので肝機能障害についてまとめてみました。
肝臓の役割
肝臓って既に異常のある人は気にするかもしれませんが、
健康な人にとっては気にならない臓器ですよね。
肝臓には以下の4つの機能があると言われています。
① 代謝機能
食事から摂取した栄養を、体内で必要なエネルギーに変える
② 解毒作用
アルコール、アンモニア、薬など体にとって有害な物質をろ過し無害化する
③ エネルギーの貯蔵
脳に必要なエネルギー(グルコース)をいつでも供給できるように貯蔵する
④ 胆汁の生成
消化酵素を作り、血中のコレステロール値を調整。脂質の消化吸収を助ける
※出典:厚生労働省
主に知られているのは②と④でしょうか?
小学生のとき理科で習った記憶があります。
実は肝臓は人体の中で最も大きい臓器でして、
解毒以外にも消化吸収機能において大きな役割を果たしています。
肝機能障害とは?
健康診断の結果の一覧を見てみると、肝機能に関する指標は3つあります。
これらの数値が基準値を超えていると肝機能障害(異常)と診断されます。
GOT(AST)
グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼのことで、
国際標準の用語だとASTと呼びます。
肝細胞が壊されると血液に流れ出るので、血液検査によって測定することができます。
GOTは肝臓以外に心臓、赤血球、腎臓、筋肉にも含まれるので、
後述するGPTの値が正常な場合は心臓の病気か筋破壊の疑いがあります。
基準値(※医療機関によって差があり)が5~40に対して私は46なので、
少し高い状態です。
GPT(ALT)
グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼのことで、
GOTと同じ役割を果たす酵素です。
国際標準の用語だとALTと呼びます。
こちらも肝細胞が破壊されると血液に流れ出るのですが、
GPTは肝臓にしか含まれません。
ということは、GPTの値が高ければ肝臓の疾患を疑うことになります。
基準値が4~45に対して私は90(上限の倍!)なので、
軽度に危険な状態だそうです。
参考:http://www.newton-doctor.com/kensa/kensa02a.html
γ-GTP
ガンマ-グルタミルトランスペプチダーゼのことで、解毒作用に関連する酵素です。
こちらも肝細胞の破壊が原因で値が高くなるのですが、
最も多いケースがアルコールの過剰摂取です。
ただし、アルコールをそんなに摂取していない場合でも、
脂肪肝や肝炎、薬の副作用でも異常値となりことがあるそうです。
基準値が0~60に対して私は30なので、正常範囲内です。
参考:https://www.mrso.jp/colorda/az/4082/
肝機能障害の症状
肝臓は「沈黙の臓器」と言われていて、異常があったとしても
検査をしなければ認識することができません。
「肝臓が痛い」なんてことはないので、
私も健康診断の結果を見るまで気づきませんでした。
なので、知らずのうちに疾患が進行していることもあるそうです。
肝臓機能障害が悪化すると、以下のような症状が現れます。
- 体がだるい、疲れがとれない(倦怠感)
- 食欲不振
- 黄疸(目や皮膚が黄色くなる)
いずれも悪化したときに出る症状なので、症状が現れる前に対策が必要です。
肝機能障害の原因
では、なぜ肝機能が悪化するのでしょうか?
原因は様々あります。
- アルコールの過剰摂取
- ウイルス性肝炎
- 脂肪肝(肝臓のメタボ)
- 免疫力の低下
- 薬剤 ←私の原因
- 高血圧
- 自律神経の乱れ ←私の原因
自分の場合はほとんど薬剤が原因だと分かっていますが、
自律神経も乱れているのでダブルパンチです。
肝機能障害になったときの対策
肝臓の状態が悪化する前にどんなことに気を付ければ良いのでしょうか?
バランスのよい食生活
1日3食、腹8分目を習慣にして体のリズムを整え、
肝臓への負担を減らすことができます。
栄養面で言うと、良質なたんぱく質を含む肉や魚、大豆、乳製品、卵を中心にして、
体で生成することのできない必須アミノ酸を意識的に摂取します。
中でも乳製品や卵に含まれるリジンには肝機能を強化する効果があり、
肝機能が高まるとより肝臓を保護する働きが生まれます。
また、しじみやホタテに含まれるアラニンは肝臓の酵素のエネルギー源となります。
これらのアミノ酸を積極的に摂ることで、肝臓の働きをサポートしましょう。
禁酒
当たり前といえば当たり前ですが、アルコールの過剰摂取が原因だとしたら
飲酒は控えるべきです。
適度な運動
運動不足によって脂肪肝になってしまうことはありますし、
自律神経の調整にも運動は必要です。
ただし、「適度な」というのが重要でして、
GOTのみ高い場合は過剰な筋トレによる筋破壊の可能性があるため、
過度な運動には注意です。
私のアクション
既に食生活と飲酒には制限を設けているので、
さらにアクションを増やすことにしました。
薬剤の減量と自律神経の乱れを改善するのが目的です。
次の経過観察がおそらく3ヵ月後なのでそれまでは最低限続けます。
【昨日から始めたこと】
— だいす🎲10年遅れの反抗期🔥 (@DICE_and_roll) 2018年10月25日
・寝る時間を少しずつ早くする。目標は午前1時。
・毎日湯船に浸かる
・〇〇は2日に1回(いやらしいことではありません。)
・寝る前に〇〇〇を付ける(いやらしいものではありません。)
まとめ
自分がまさか肝機能障害になるとは思っていませんでした。
みなさんも健康診断で異常が見つかったらすぐに知識を身につけ、
正しい対処をするようにしましょう。