なぜこの世界は生きづらいのか?

アダルトチルドレンとして 世の中で生きることの辛さや、 思うことを綴ります。

シャーペン禁止の本当の理由

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最近Twitter「ブラック校則」に関するツイートを見かけます。

 

校則によって下着の色を指定されている上、

女子生徒の下着の色を検査するのは

プライバシーを侵害する行き過ぎた校則なのではないかという声を発端に、

いま話題になっています。

 

これに対しては、その意見のとおりだと思いますし、

制服をちゃんと着ている時点で偉いと思います。

 

そこから派生したブラック校則の話ですが、

下着の色以外にも色々な行き過ぎた校則があるようです。

matome.naver.jp

このまとめの中で自分の小学校にもあったのが、シャーペン禁止のルールです。


小学3年生ぐらいからシャーペンでものを書くようになった自分にとって、

不便極まりないルールで、反対している人がほとんどでした。

 

私が小学生のときに合理的な理由を示してくれる大人がいなかったので、

シャーペン禁止の理由をまとめてみました。

 


まずは小6のときの主任が言っていた理由を2つ紹介します。

 

理由1:筆圧が弱くなる

シャーペンは鉛筆と比較して、力を入れなくても濃い字を書くことができるため、

筆圧が弱くなってしまいます。

これは鉛筆が8mm程度なのに対し、シャー芯は一般的に5mmと細いためです。

 

子供にとって筆圧を身に着けるのは大事なことで、

筆圧と学力に相関があると言われています。

www.yohjuku.com

 

手の指先には神経が密集しているため、

鉛筆を上手くコントロールすることは脳の活性化に役立つということです。

 

(反論)

筆圧を鍛えるべきという考えに対しては賛成ですが、

小学5・6年生になってまでシャーペン禁止にするのは遅すぎると思います。

 

私がものを書くようになったのは幼稚園のときで、

初めはミミズみたいな文字を書いていましたが、

小学校3年生ぐらいになると綺麗な字を書けるようになりました。

 

適切な筆圧というのは、ミミズ→綺麗な字の過程で身に着けるものであり、

それ以降は鉛筆でトレーニングしても効果がないように思えます。

 

筆圧が身に付くのにも個人差があるので、

小学校高学年になってまで画一的に鍛えろというのは反対です。

 

理由2:芯が飛んで危険

もう1つ主任が言っていたのが、芯が折れたときに飛んで危ないということです。

とある中学校にて、折れたシャー芯が飛んで目に刺さり、失明してしまった

というエピソードを語っていました。

 

(反論)

もしその話が本当であったとしても、限りなく小さなリスクだと思います。

 

確かに失明するのは重大ですが、

周りの人がシャーペンを使っていて飛んできた芯が危ないと思ったことはないですし、

自分の知っている人でシャー芯が目に刺さった人は居ません。

 

ものすごく低い確率で起こるにもかかわらず、それが危険というのは

リスクを過大に捉えすぎだと思います。

 

例えば、飛行機は重大な死亡事故が起きるからといって禁止されていませんよね?

 

この他にネット上で見つけた理由を挙げていきます。

 

理由3:シャーペンで遊んでしまう

 シャーペンをカチカチしたり分解したりして勉強に集中できないという理由です。

 

(反論)

シャーペンで遊ぶ>勉強

となっているのが問題であって、シャーペン自体が悪いわけではありません。

 

理由4:盗難が発生する

昔はシャーペンが高価で珍しかったようで、盗まれることがあったそうです。

今では100円あれば変えるので珍しいわけではないですが、

確かに数千円する高価なシャーペンもあります。

 

そういった高価なものが盗まれると教員側は面倒なので、

盗難が起こらないように禁止してしまおうというわけです。

 

(反論)

盗難が発生してもいいと思います。

世の中、物を盗まれるのは日常茶飯事ですから。

 

高いものを学校に持っていって盗まれたら、

「高価なものには盗まれるリスクがあるんだ」

と学べばいいことです。

もちろん盗む側が悪いんですが、それを考えないで持っていくのも悪いと思います。

 

高価な傘が盗まれるのと同じで、

盗まれたくなかったら盗まれても問題ない物を持っていくべきです。

 

理由5:落ちたシャー芯で床が汚れる

(反論)

自分で掃除しましょう。

自分で汚した責任は自分でとることを覚えるべきです。

 

理由6:貧富の差で買えない人がいる

(反論)

今時100円も出せない親は居ないと思います。

 

理由7:「とめ」「はね」「はらい」が書きにくいため

(反論)

筆圧と同じで、小学校低学年で身に付けることだと思います。

 

本当の理由:生徒にルールを守らせるため

以上のように、

小学校高学年の子にシャーペンを使わせないルールに合理的な理由はありません。

 

そこで私が考えた本当の理由は、先公が決めたルールを生徒に守らせることです。

ルール自体には意味が無いですが、

ルールを作って守らせることが目的になっていると思います。

 

ルールを守らせると教員としての勤めを果たしている感(仕事している感)が

生まれるんでしょう。

 

どうやったら実現できるか考えよう

ルールを作って制限するというのは簡単なことで、頭を使いません。

そういった頭を使わない類の人間が偉そうに教壇に立っているのが気に食わないので、

私は学校が嫌いでした。

 

やはり学校というのは閉鎖的で頭の固い世界で、

学校を出るともっと自由で柔軟な世界が広がっていると思います。

 

なので、シャーペンという便利なものがあるときに、

あれこれ理由を付けて使用を禁止するのではなく、

「どうやったら不便・不公平なく利用できるか」

と出来る方法を考えられる人間が、先生と呼ばれて欲しいです。