コンプレックスと欠点の話
たまには目次と見出しを付けず、考えをだらだらと書きます。
ラジオを聞き流す感じで読んでください。
他人のやっていることや過去の実績を聞くと、
「この人は凄い人だなぁ。」
「こんな完璧な人って居るんだ。」
と相手を完全無欠な人間だと思い、
羨望の眼差しで相手を見ることがあります。
そして、
「なのに自分はなんてちっぽけなんだろう?」とか
「自分なんて誰の役にも立ててないよな」
と自己嫌悪になってしまうこともしばしば。
でも、色々な人の本を読んだり、話をしたりする中で、
人には誰にでも悩みやコンプレックスがあり、
日常的に辛いと思うことだってあるんだと気付きました。
楽しい場面だけを切り取ってネットに上げているだけで、
普段は楽しいこともあれば悲しいこともあるはずです。
自分が主観的に見て成功している人間は、
「成功しているから幸せなんでしょ」
と思うかもしれません。
私は中学から進学校に通い、それなりの大学に行き、
それなりに大きな企業で働けています。
傍から見たらエリートで恵まれた人間です。
しかし、コンプレックスも欠点もたくさんありますし、
自分のことを弱い人間だと思っています。
例えば、
- 鼻が大きい
- 脚が短い
- 腕が細い
- 毛深い
- 髪が太いのに薄い
といった容姿のコンプレックスから、
- 時間を守れない
- すぐに諦める
- 女性のエスコートが下手
- 人見知り
- 運動が苦手
- 優柔不断
- 集団にとけこめない
- 会話を理解するのが苦手
などなど山のように欠点があります。
こうやって書いているうちにどんどん思いついて書けないぐらいあります。
他の人に質問してみると、
確かに自分とは違う答えが返ってくるのですが、
どれもその人の身近なことで悩んでいる点で共通していると思います。
身近とはいわば自分の「半径5メートル」以内にあるもので、
その「半径5メートル」とどう向き合うかが書かれているのがこちらの書籍です。
タイトルに「野望」と付いているので、目標やモチベーションの話なのかな~
と思っていたのですが、
章立ては「負を燃料に変える」というタイトルで始まります。
著者のはあちゅうさんは、私から見れば別世界と言えるほどの成功者です。
常にポジティブで明るい人だと思っていたのですが、
そのような人がここまでマイナスな感情を抱いていることが意外でした。
しかし、コンプレックスや欠点をエネルギー(モチベーション)に変えて、
日々努力しているのが彼女の素晴らしい点です。
この本を読んで、
結局、人それぞれ悩みというのはジャンルやレベルが違うだけで、
壁に直面している状況自体は同じなんじゃないかと思いました。
問題は、自分の劣っているとどう向き合い、どう対処するのかです。
本に出てきた例を用いると、
「容姿が劣っているから人と関わらないようにしよう。」
という人と、
「容姿が劣っているから人の3倍笑うようにしよう。」
という人では明らかに人生が異なると思います。
捉え方次第で人生が変わる。
ということは、自分が自己肯定感をもてないのは、
欠点そのものが問題なのではなくて、
捉え方の問題ということになります。
それなら、自分の劣った部分から目を逸らさずに、
もっと自分の武器になるんじゃないかと模索しようと思いました。
ちなみにこの本はレビューだと批判的な意見が多いですが、
そんなの気にせず読んでよかったと思っています。
ぜひ読んでみてください!