なぜこの世界は生きづらいのか?

アダルトチルドレンとして 世の中で生きることの辛さや、 思うことを綴ります。

ネットワークビジネス モデーアの勧誘の手口

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私が仕事をしていく上で、生きていく上でストレスを受け続けてきたのは確かですが、

現在の生き方を否定するトリガーとなった出来事があります。

それがネットワークビジネスの勧誘です。

今回はその勧誘の手口を公開したいと思います。

 

ネットワークビジネスとは?

ネットワークビジネスとは、マルチ商法連鎖販売取引)の総称であり、

口コミによって特定企業の商品を紹介し、

売上の一部が紹介者に支払われるようなビジネスモデルです。

 

例えば何の価値もない石ころを、

「これを他の人に勧めたらお金が入りますよ」と言って

実際の価値よりも高い値段で売りつけるようなものです。

 

単に商品を勧めるだけでは買ってもらえないため、

商品の話をする前に「あなたからだったら買ってもいいかな」

というレベルの信頼関係を築き、

その信頼関係をベースに価値のない商品を売るのが常套手段です。

 

有名なのがアムウェイであり、過去には強引な勧誘が問題となりました。

話を先取りしますが、私が勧誘を受けたのはアムウェイではなく、

モデーアという企業です。

 

合コンでの出会い

ある日、私は元々働いていた会社の人に誘われて合コンに参加しました。

合コンには私を含めて男性4人、女性4人の合計8人が参加しており、

最後に全員でLINEの連絡先を交換しました。

 

ここで率先的に動いていたのが後に私を勧誘してくる女性(Aさん)であり、

この時点ではネットワークビジネスに繋がっているとは思いも寄りませんでした。

 

Aさんは明るく誰に対しても接する人で、

合コンの次の日に個別でLINEを送ってきました。

後に聞いたところ、男4人のうち3人を勧誘の集まりに誘ったそうです。

 

飲み会への招待

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合コンから数日後、AさんからLINEでメッセージが来ました。

「○月○日に知り合いと一緒に飲み会をやるんだけど来ない?」

 

人見知りである私は、知らない人が参加する飲み会に躊躇しましたが、

新しい知り合いを増やす機会だと思い、参加することにしました。

 

いざ行ってみると、綺麗なハウススタジオを貸しきって20~30人ほどが集まり、

料理を作りながら持ち寄りのお酒を飲むようなパーティでした。

 

この飲み会で出会ったのが、Aさんと元々会社の同期であり

個人事業を行なっているというBさんです。

 

私はBさんが行なっているビジネスに興味をもち、

私・Aさん・Bさんの三人で会う機会を設けてもらい、

個人的に話を聞くようになりました。

 

しかし、「どんな事業を行なっているんですか?」と質問しても、

「流通」としか回答が得られず、私はもやもやしたまま話を進めていました。

 

書籍の薦め

三人で会話している中で、ある書籍を薦められました。

初めに勧められた『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』は、

収入が会社員の給料のみであることに危機感を抱かせる内容が書かれており、

新しい視点でお金というものを考えられた反面、

少し誇張された主張が書かれている印象を受けました。

 

他にも本を紹介されてどれもビジネス書・自己啓発本としては優れていると感じるものであり、紹介された本を読み続けました。

 

このように、書籍や講演会などのイベントを通じて、

既存の価値観を否定して新たな価値観を植えつけようとしてきます。

 

キャッシュフロー・ゲームへの招待

私・Aさん・Bさんの三人で数回会った後、

Aさんからまた誘いのLINEメッセージが来ました。

「今度一緒にゲームしない?」

 

ぶっちゃけ「ゲームってなんだよ」と思いましたが、

知らないことに対して興味を抱く私の悪い癖が働き、

何のゲームなのか気になり足を運びました。

 

そのゲームとはキャッシュフロー・ゲームというもので、

ベストセラーである本『金持ち父さん貧乏父さん』で広まったボードゲームです。

 

人生ゲームのように一生を見立て、

不労所得を増やして労働から卒業するのが目的のゲームです。

 

初めは勧誘側のゲームを分かっている人間がテンポ早く進めるので意味不明でしたが、

お金の計算が好きな私はキャッシュフロー・ゲームを楽しくプレーし、

勝つために練習するようになりました。

 

当然ここでも、関連する書籍を薦められました。

『金持ち父さん貧乏父さん』も資産を形成する方法・考え方を知るのに勉強になりましたが、

不労所得を増やすという内容からネットワークビジネスの勧めに繋がっており、

勧誘の道具として用いられていることが問題なのです。

 

成功者との接触

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そうこうしているうちに、AさんとBさんの師匠であるCさんを紹介されました。

このCさんはAさんやBさんよりもさらに5歳ほど年上の女性で、

現在は会社経営していると言います。

 

初めて会ったときはベンツに乗せられて話をし、

タワーマンションの広い一室を打ち合わせスペースとして利用していました。

 

高級車に乗ったのもタワマンの部屋に入ったのも初めてだったので、

テンション上がりまくり。

 

そして、金持ちというだけではなく、

成功者として成果を出し続けるCさんの強いマインドを感じ、

自分も挑戦してみたいと思うようになったのです。

 

入会への歩みと苦悩

成功者のCさんと数回会ううちに、「流通」とはぐらかされていた事業内容が、

ネットワークビジネスであることを明かされました。

(この時点ではモデーアの商品を扱っていることは知らされません。)

 

私はネットワークビジネスについてよく理解していなかったため、

ネットで調べてみたところ、「これやばいんじゃないの?」と感じました。

 

その気持ちをAさんとBさんに伝えたところ、

「最初はみんなそう思う。自分も危ないと思っていたけど大丈夫。」

と言われました。

(何が大丈夫なんでしょう?)

 

さらに、

「9割の人間が本を読んでも行動せず、成功しない。

多くの人が嫌うものだとしても、リスクを冒さなければ成功は無い。」

と、悪い印象の強いネットワークビジネスをやることを正当化するような発言もありました。

 

しばらく考えているうちに、

「今の自分を変えるにはやるしかない。」という気持ちと、

「世の中に新たな価値を生まないビジネスなんかやるべきではない。」という気持ちが

葛藤し、悩み続けました。

 

違和感と決別

悩みぬいた挙句、私はネットワークビジネスを始めることをAさん・Bさん・Cさんに宣言しました。

 

この時点で、契約に向けたコンプライアンスの説明を受け、

モデーアの商品を扱っていることを知ります。

アムウェイじゃないんかい。

 

すると数日後、「事業説明会」と言われるセミナーに呼ばれました。

そこには私と同様に初めて参加する人が7~8人ほど、

その他に勧誘者が15人ほど居ました。

 

講師の人が少しでも面白い発言をすると勧誘者はオーバーリアクションをして、

勧誘された人をその空気に飲み込ませてしまうような不気味な空間でした。

そして、勧誘者は事業内容について熟知しているはずにもかかわらず必死にメモをとり、

まるで赤べこのように頷いています。

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講師は、ネットワークビジネスにより不労所得が得られることをアピールし、

ビジネスの仕組みを説明していました。

講義の最後に、初期費用およそ25万円がかかることを言われると、

「ああ、やっぱりこれが目的か。」と思いました。

 

ここで、大きな矛盾に気づきました。

やればやるほど不労所得が増えると主張しているにもかかわらず、

5年ほど続けているAさんとBさんは毎日勧誘活動を続けていることです。

 

不労所得が得られているなら、そんなに勧誘する必要ないですよね?

 

この矛盾に気付いたことで、ネットワークビジネスの勧誘から逃げる決意をし、

関係する人々との連絡を絶ち切りました。

 

結論 ~自分で考え見極めるしかない~

この勧誘を受けて、挑戦したい気持ちを利用された自分の弱さに苛立ちました。

そして、何も実現したいことがなく、ただ時間が進むだけの日常に絶望しました。

 

しかし、勧誘を自分の目で見て矛盾を発見したように、

その勧誘が自分にとってどんな意味があるのかを考え、

結局は自分で見極めるしかないと感じました。

 

もし同じ目に遭ったら、私が綴った経験をもとに、

最も幸せになるであろう選択をしてください。