私が投薬治療を拒んだ理由
2017年の夏以降、私はうつ状態になりました。
気分の落ち込みがずっと続き、晴れることがありませんでした。
何をする気にもなれない状況を少しでも改善したいと思い、
初めて心療内科を受診する決心をしました。
初めての心療内科
- 憂鬱な気分がずっと続く
- 常にイライラする
- 不安な気持ちが強くて夜眠れない
- 食欲がない日がある
- 集中力が散漫になり作業に集中できない
といった症状を伝えた上で、その当時の仕事上での悩みを打ち明けました。
そのとき初めて自分の中に渦巻いていた感情を他人に開示したので、
少しすっきりして安堵しました。
診療の結果、メイラックスという向不安薬を処方され、
「これを飲めば辛さが緩和されるんだ。」
と、薬に対する期待を抱いていました。
向精神薬はそれまで飲んだことがなかったので、
投薬によって全てが良くなると思い込んでいたのです。
薬を飲んでみて
メイラックスは、気持ちを落ちつかせたり、緊張や不安を緩和する効果がある薬です。
確かに、飲んだ後はイライラする怒りが収まり、気分は良くなりました。
しかし、以下のようなことが起きました。
- 寝る前に服用すると朝起きれない。起きてからフラついてまともに歩けない。
- 夜飲んで気分が良くなり、久しぶりに気分が晴れたのが嬉しく酒を飲んでしまった。そして朝起きるとアルコールが欲しくてしょうがなくて動けない。
- 服用後、気分は良くなるが、頭があまり回らなくなる。
- 薬の効果は切れている時、約15分ごとに感情が変わった。どんな些細なことにでも怒り、次に悲しみの底に突き落とされ、最終的には情緒不安定な自分が面白おかしく思えて楽しい気分になる。
このように、不安や緊張を押さえ込んだ反面、
自分の感情の器と思考が普通ではなくなったように感じました。
結局のところ、
投薬は一時的に症状を押さえ込むだけで、根本的な解決にはならないと気付きました。
結論:薬は最小限の服用にとどめるべき
実際にはメイラックス以外にもうつ状態に効果のある薬を服用しましたが、
効果が作用している時にしか楽にはなりませんでした。
つまり、薬を常に服用し、薬を飲まなきゃ生きていけない体になってしまいます。
薬で本来の自分を壊されるのは絶対に嫌ですし、
うつを根本的に治したいのであれば、向精神薬は服用すべきではないと考えて、
心療内科に行くのを辞めました。
ただし、私は精神病全てにおいて投薬に否定的なわけではありません。
一時的な発作を抑えたいならば、薬を飲んでも構わないと思います。
気分を良くしたいからといって安易に薬に手を出すのではなく、
必要性を自分で見極めて薬と向き合うというスタンスでいます。
薬を服用せずにうつ状態を回復させる方法については後の機会に公開したいと思います。